移動式シャンプー台は購入したほうがいい?選び方と実際に使用した感想

個人宅で訪問美容をする場合、シャンプー台購入するかどうかで迷われる方も多いかと思います。

ないよりはあったほうが良い気がするけど、移動式シャンプー台ってお値段も結構しますよね。買って後悔したくない、失敗したくない・・・

そんな方の為に、今回はシャンプー台の選び方と私が実際に使用しているシャンプー台について書いていこうと思います。

シャンプー台は必要?

目次

そもそも移動式シャンプー台って必要?そのメリットは?

訪問美容を行うのにシャンプー台は無くても出来ます

施設で訪問美容を行うときは、施設に小さな理美容室があったり、施設の給湯設備を借りたり、施設の入浴スケジュールに合わせてカットに行く時はカットのみで終了だったり。

個人宅で訪問美容を行うときも、お風呂場や洗面台などをお借りしてシャンプーすることが出来ます。

今でも移動式シャンプー台を持たずに訪問美容を行っている方が多いのではないでしょうか?

しかし私は移動式シャンプー台を購入しました。その理由は

  • なるべく美容院と同じように快適に、美容院よりもさらに過ごしやすい時間をつくりたい
  • 気持ち良いシャンプーの時間を過ごしてほしい
  • パーマやカラーなども積極的に行いたい
  • 移動時の転倒のリスクを減らしたい(少しの移動でもお客様にとっては大変だったりします)
  • 洗面台等だとお客様に下を向いてもらってシャンプーする為、顔に水や薬剤がかかってしまい、お客様に我慢していてもらうことになる。
  • 他業者との差別化をはかれる

等の理由から購入に至りました。

移動式シャンプー台の使用率

実際に現在の移動式シャンプー台の使用率90(個人宅への訪問美容)

残り10%の方は、長時間座っていられない、シャンプーされるのが苦手、体を動かせない為シャンプー台を使用できる体勢がつくれない方などです。

シャンプー台を導入することで、お客様にとって移動のわずらわしさなどがなくなり、カット以外のパーマ・カラー率非常に高く80の方が、カラーパーマのいずれか、もしくは両方を希望されます。

カットのみで個人宅を数件まわるよりも、パーマやカラーで単価をアップさせた方が効率が良く、お客様との関係も親密になり、次回のご予約にもつながりやすいです。

シャンプー台の選びかたと価格

では、どんなシャンプー方法があるのでしょうか?

①移動式シャンプー台

②寝たままシャンプー出来る器具

移動式シャンプー台の種類はいくつかありますが、およそ6万円~20万円で販売されています。

シャンプー台に合わせてシャンプー椅子も購入すると考えると、およそ10万円~25万円になります。椅子はお客様のお宅のものを借りることが出来ますが、シャンプー台と高さを合わせるのが難しく、合わないとお客様に苦痛を与えたり、水浸しになってしまう可能性もあるので、工夫が必要になります。

寝たままシャンプーできるものは、実際に介護現場や病院などで使用されている「ケリーパット」という道具を使用します。

こちらは4千円~5万円で販売されていますが、ケリーパットは自分で作る方法もあるようです。

家にある物だけで出来る!ケリーパットの作り方

私が主に使用しているのはシャンプー台セットですが、寝たきりというお客様もいらっしゃるので、ケリーパットも用意してあります。

 移動式シャンプー台に私が求める条件は

  • 1人でも持ち運べるもの
  • 車の荷台に積めるもの
  • 見た目が格好悪くないもの(サロンのシャンプー台に近いもの。簡易的すぎて見た目が落ちるものはちょっと避けたい)
  • お客様の身体に負担がかからないもの
  • 水圧がしっかりしているもの
  • 使用できる湯量
  • 値段
  • パーマやカラーのおながしにも対応出来そうか

検討した結果

シャンプー台画像

このシャンプー台セットが一番使いやすそうな気がしました。シャンプー台とシャンプー椅子のセットで103、400円(送料込み)

決め手はシャンプーボウル自体が大きく、サロンと同じような使い方ができそうだと思ったことでした。

見た目にもこだわったのは、サロン並みの料金をしっかり頂きたいから。あまりにも簡易式なシャンプー台だと、同じ料金でも割高に感じられるのではないか?という懸念がありました。

私が比較した時にはyahooショッピングが一番安く、Tポイントも5000円分付くのでこちらで購入する事に決定。カード決済も可能です。

 

移動式シャンプー台セットを使用した感想

注文して2日ほどでで到着。

シャンプーボウル

折りたたむとこんな感じ。車に積むときはこの状態で積み込みます。

たたんだ状態で約70cm×78cm。大きいですが女性の私にもなんとか持てる大きさです(私は152cm小柄なほうです)

重さもなんとか車に積める重さ。これ以上大きかったり重かったりすると無理かなーと思います。キャスターが付いているので、車の積み込みや段差があるとき以外は楽に運べます。

シャンプーボウル

シャンプーボウルは広くて深さもあり、サロンのシャンプーボウルと変わらない感じです。水圧もしっかりしていて気持ちよく流せます。

ただ、高さが少し高く、身長が低い私だとバックシャンプーでやらないと辛いです。

身長が高い美容師さんならサイドシャンプー、バックシャンプーどちらでも可能かと思います。

また、シャンプーボウルを少し斜めに前に倒せるようになっていて、床屋さんのように前かがみでシャンプーすることもできます。

 

タンクを2つ設置して、お湯を入れるタンクと使用した後の排水が溜まるタンクに分かれています。

このタンクには20お水が入るようになっていて、これが1回のシャンプー時に使用できるお湯の量になります。

20のお湯を入れたタンクは重く、お客様のお宅の給湯設備で20お湯を入れて移動し、シャンプー台へ設置するのがいちばん力を必要とする作業だと思います

でもタンクを軽くするために湯量を少なくすると足りなくなる恐れがあるので、ここは出来るだけたっぷり入れます。

サロンでシャンプーする時は湯量は好きなだけ使用できるので20リットルといわれてもイメージしにくいかもしれませんが、

私の使用感では

  • 男性のお客様やショートスタイルのお客様余裕で足りる量
  • セミロング、ロングのお客様手早く流せば丁度よく終われる量、ゆっくりだと足りなくなります。
  • カラーのおながしのシャンプー(2シャン)湯量を節約し、工夫しないと足りなくなる量

湯量を節約したいときは、別に濡らしたタオルでフェイスラインやネープについたカラー剤を除去してからシャンプーしています。

ちなみに他に販売されているシャンプー20ℓ以上入る容器を使用しているものもあるようですが、大きければ良いというものでもなく、おそらく20ℓ以上だと重くて給湯設備まで持ちあげられないと思います。

タイマー画

お湯を出すスイッチはタイマー式です。旧式の通常のスイッチから改良してタイマー式になったようですが、これはいまいち私には使いづらいです・・・

しっかりカウントすれば、自動でお湯が止まるという狙いなのでしょうが、20しかない限られた量のお湯をなるべく無駄にしたくない為、こまめにお湯を止めたい。それに毎回タイマーのレバーを回すのはちょっと不便です。(現在はタイマー式ではないものに改良されているようです)

いす

こちらはセットで購入したシャンプー椅子。シャンプー台単品でも購入出来ますが、私はシャンプー椅子も購入して良かったと思います。

はじめからお客様にこの椅子に座って頂き、終了するまで立ち上がらずに行えます。

シャンプー椅子を持たない場合はお客様のお宅の椅子をお借りすることになるのですが、低かったり不安定だったり、お宅によってばらばらなんですよね。

シャンプー台の高さに合わせるのも大変で、クッション等を敷いても途中でずれちゃったり・・・どうしても高さが合わない場合は下向きスタイルでシャンプーします。

 

実際のシャンプー椅子の座り心地は、少し硬めですが悪くないです。肘掛けも付いているので、楽な体勢が取りやすいです。

ただ、高齢の方には椅子の高さが高くて危なく感じるので(50cm)踏み台を使用して頂いています。

畳んだ椅子

椅子はたたむとこんな感じ。持ち運ぶときの持ち手がないので少し持ちにくいですが、周りにぶつけないように気をつけて持ち運びます。

まとめ:移動式シャンプー台は在宅での訪問美容を考えてる方にはおすすめです

移動式シャンプー台セットを使用した感想は、「持ち運びはけっこう大変だけど、それでもあったほうがいい」作業のしやすさが全然違います!!

シャンプー台を選ぶ時のポイントは

  • 湯量はどの位か?(20ℓを基準に、これより少ないと足りない場合があり、多くても持ち上げられないほど重くなる)
  • 水圧(気持ちよく流せる水圧か)
  • 運搬の際はコンパクトになり、持てるサイズと重さになるのか(1~2回の往復で持ち運べるか)

ただ、カットのみで個人宅に出張予定の方の場合は、1日の訪問件数が多いと、シャンプー台の運搬や設置時間などの手間がけっこう負担になり厳しいと思うので、もっと軽くて簡易的なシャンプー器具の方が向いていると思います。

2019年6月20日更新

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